金沢ねいろクリニック

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総合診療とPOCUS、そして恩師との再会 ライン

先日、金沢大学総合診療共創センター のオープニングイベント「ドクターG × POCUSカンファレンス」に参加してきました。

POCUSとは point of care ultrasound の略で、診療のその場で行う超音波検査のことです。訪問診療では、限られた環境の中で判断を迫られる場面が少なくありません。仮説を立て、エコーで確かめ、また考え直す。その一連の流れは、在宅医療の現場そのものです。今回のディスカッションは、その思考の筋道をあらためて丁寧にたどる時間でした。

懇親会にも参加し、金沢大学の先生方や学生の皆さんともゆっくりお話しすることができました。世代を越えて語り合う時間は、知識以上に刺激をもらえるものです。これから医師を志す若い世代のまっすぐな眼差しに触れ、こちらの背筋も自然と伸びました。懇親会での写真も、その温かな空気を思い出させてくれます。

そして何より心に残ったのは、ケースナビゲーターを務められた恩師、松村正巳 先生との再会です。学生時代に教えていただいた診断の姿勢、患者さんへのまなざし。その原点が、目の前で今も変わらず息づいていることに、胸が熱くなりました。思わずお願いして撮っていただいた2ショットは、私にとって大切な一枚になりました。

総合診療の学びは、病院の中だけで完結するものではありません。生活の場に足を運ぶ在宅医療こそ、その力が問われる現場だと感じています。当院でも今後、総合診療を志す学生教育に少しずつ関わり、地域の中で学びの循環を生み出していければと思います。