金沢ねいろクリニック

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認知症サポート医として向き合う、在宅医療の現場 ライン

先日、横浜で開催された研修を受講し、「認知症サポート医」の資格を取得しました。半日ではありましたが、認知症診療の考え方や、地域の中で医師が果たす役割について、あらためて整理する時間となりました。

認知症の診療は、診断名や治療方針だけで完結するものではありません。特に在宅医療の現場では、ご本人がどのような暮らしを続けてきたのか、ご家族がどんな思いで日々を支えているのかを理解することが欠かせません。研修では、医療・介護・地域がそれぞれの立場で役割を担い、つながっていくことの大切さが繰り返し強調されていました。

印象的だったのは、「症状を抑える」よりも、「安心して過ごせる環境を整える」ことの重要性です。それは、訪問診療の中で日々感じている感覚とも重なりました。静かな日常の中に、安心という土台をつくること。そのために医師ができることは、決して派手ではありませんが、確かな意味を持っていると感じます。

認知症サポート医としての役割は、主旋律を奏でるというよりも、全体の響きを整える伴奏に近いのかもしれません。在宅医療の現場で、多職種と連携しながら、無理のない形で支えていく。その姿勢をこれからも大切にしていきたいと思います。

今回の学びを、日々の訪問診療に少しずつ生かしながら、地域で暮らす方々が安心して日常を重ねられるよう、丁寧に向き合っていきます。

翌朝帰りの飛行機(羽田→小松便)は快晴で、富士山や北アルプスの山々などが一望できました✨