大きな病院で働いていた頃は、朝早く出勤し、帰る頃には真っ暗、
どんな天気だったのかも知らないまま1日が終わる事もよくありましたが、
訪問診療の仕事をしていると、日々の診療の中で四季の移ろいを肌で感じることができます。
特に桜が咲き誇るこの季節は、いつもの道がまるで別の景色のように感じられます。
桜の木の香りがすることを、最近まで知りませんでした。



患者さんのご自宅へ伺う道すがら、ふと見上げた空に広がる桜の花びら。
その美しさに、忙しい日常の中でも心がふっと和らぎます。
「今年もまた桜を見れたよ」と患者さんの喜ぶ声を聞けることは、
私にとって何よりのご褒美です。
四季を感じる事は、「生きていること」を感じることに繋がっているのだと思います。
そろそろ桜が散り、新緑の季節がやってきます。